
4月に入り、野外スケッチ講座は春~初夏講座が始まりました。先週の土曜と今週の水曜は、小田急線・JR南武線登戸駅近くの多摩川にて行いました。ここには多摩川から農業用水として取水するために造られた二ケ領宿河原堰があり、その堀や用水路沿いに桜の並木が続いています。
講座当日はお天気に恵まれて桜の花も満開を迎え、まさにスケッチ日和となりました。桜のスケッチは隣り合うところに緑の木々があったほうが桜の花の様子がはっきりして描きやすく、そんな立ち位置や構図・描き方などをレクチャーして参加の皆さんの所を回りました。また、ソメイヨシノの花はほぼ白くほんのりと桜色です。花の形(特に枝の先端)をよく見て花の部分を白く空け、奥の緑の木々や空の色を彩色して花の咲いている様子を表現します。そういったコツも説明しながら、皆さんと一緒に描いて桜のスケッチを楽しみました。
講座では毎年桜の咲く時期を予測して日程を立てますが、花の開花のタイミングが合わなかったり雨で中止になったりと、春のお天気は思うようになりません。今年はちょうど満開となり、あたたかな春の陽気の中で実施できて嬉しい限りです。参加の皆さんとお天気に感謝!です。