早いもので今年もあと10日となりました。スケッチ講座は昨日、今年最後(秋期講座最後)の講座を教室で行いました。例年この時期は北風が強くなって気温もかなり低くなるため、無理をせず室内で行う予定にしておりました。今年はそれほど寒くなかったものの、予定通り室内で晩秋から初冬の風景の描き方をテーマに行いました。
この時期は紅葉した木々の葉も落ちて残り少なくなり、木々の幹も枝もむき出しになります。スケッチでは、夏や秋には彩色を重点に仕上げますが、冬に向かって徐々に鉛筆スケッチをしっかり行うことが大切になってきます。また、木々を主題に描くのか、落葉を主題に描くのかによって構図も異なってきます。それら晩秋から初冬の風景のポイントを説明しながら描いて頂きました。鉛筆のタッチ、彩色の色味、濃度などをアドバイスしながら一回目の彩色を行い、少し時間をおいて乾かします。次に全体の調子を見ながら、鉛筆で加筆して明暗や遠近などをはっきりさせ、さらに彩色を重ねて仕上げます。毎回この手順で行うことで仕上がりが安定し、質・量ともに高いスケッチになります。
当講座では、鉛筆を彩色のためのアタリ線として使うのではなく、強弱をつけて鉛筆デッサンのようにある程度仕上げて、それに彩色を重ねて仕上げる方法をとっています。そのため、色鉛筆の黒を使用しています。色鉛筆の黒は普通の鉛筆よりも黒がはっきりと出て、筆圧をコントロールすることで濃淡もつけやすくスケッチにピッタリです。特にこれからの季節には鉛筆スケッチが中心になりますから、色鉛筆の黒が活躍する季節なのです。今日はその前段階として、鉛筆による明暗の付け方や加筆の仕方にも力を入れました。
皆さんいい絵に仕上げられ、今年最後の講座を終えました。お疲れさまでした!! 今年一年のご参加と熱心な取り組みに感謝です!!
