随分と更新していませんでしたが早いものでもう3月も中旬となりました。冬期スケッチ講座は、先週の土曜と今週の水曜が室内で行う講座の最終日でした。「早春~春の風景を描く」をテーマに、梅と桜の咲く風景を描きました。
梅も桜も花が白~薄紅色ですから、花の部分を白く空けて描くことが
ポイントになります。そこで今回はグリザイユ技法(画法)で描く練習を行いました。明暗を読み取って先に暗い所をグレー系などの色で濃淡をつけて描き、その後で固有の色をのせて仕上げる技法です。
風景を明暗で見て暗い所を描くことは普段から行っていますから、暗い所を読み取ることは出来るのですが、鉛筆で行っている所を色(筆)で行うため、皆さん最初は色味や濃度・筆使いなど戸惑いもありましたが、少しずつ慣れて後半は筆運びもスムーズに描けるようになってきました。
日頃は野外で描いていますから、描く場所で迷惑がかからないようスケッチマナーとして、持参した水の小瓶や筆が汚れにくい描き方や彩色法を実践しています。今回行った技法は、花の咲く風景や山並み、雪景色などにはとても有効な描き方ですが、暗い色から先に塗るため、どうしても筆が汚れてしまい次に明るい色を塗る時には筆をよく洗う必要があります。ですから、野外でこの技法で描く場合は少し配慮が必要でしょう。筆を何本か用意して暗い色を使った筆は軽くぬぐい取る程度にして自宅に持ち帰ってよく洗う、水は現地で捨てずに持ち帰るなど・・・(公園によっては規制があって筆洗の水をトイレにも捨てられない所もあります)。今回は室内で行いましたのでそんな心配をすることもなく、じっくりと練習が出来てとても貴重で有意義な講座になったと思います。
次回は冬期講座の最終日で、いよいよ野外で行います。
春先はお天気が気がかりですが、晴れて春のスケッチを存分に楽しみたいものです。
